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賃貸アパート サブリース契約の問題
2015年6月13日
先日NHKのクローズアップ現代(ちょっと前に話題になった)という番組で賃貸アパートの建設において、建設会社とのサブリース契約について取り上げていました。
賃貸アパート建築は以前から農家などの土地所有者が農業をやめたり、相続税の節税対策で建築する場合は多く、一般的に不動産業に対して素人の方が経営する形になっていました。実施は地元の不動産屋に管理などを依頼していることが多いと思いますが。
そこで賃貸経営を建設会社に任せて決まった家賃を保証するサブリース契約が建設会社を中心に広まっていきました。
地主さんとしては、経営を全て任せて、お金が保証されれば、安心安全っていう気持ちになるでしょう。
しかし実際はそのようには行きません。建設会社も当然ですが利益企業です。採算が合わなければサブリース契約の内容変更を行ってきます。
ちょっとの変更ならば予想出来ますが、番組の中ではアパート建築費の返済金額よりも収入が減ってしますという例が放送されていました。
このようなことは、あまりないと思いますが、この内容に近い話はよく相談されることがあります。
結論として、あくまでも賃貸経営はオーナー自身が行っている事を自覚して、サブリースが絶対的な感覚は持たない方がいいでしょう。
もし営業マンでこのような営業方法を取っていたら、すぐに専門家に相談した方がいいと思います。
参考資料:国民生活センター 『不動産サブリース問題現状について』
http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201408_01.pdf
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